本校の教育理念は「子どもたちは必ず伸びる」「子どもたちは無限の可能性がある」
という「子どもたちの可能性を信じること」を根本とし、子どもたちの自尊心を育て、「自信をつける」教育をすることです。
それが、子どもたちの学習意欲・態度を向上させ、日本語習得の近道になると信じています。
偉人の言葉「人間の能力を引きだすのは自信である。その自信を子どもに与えるのが、心からの褒め言葉であり、温かい励ましである。」
本校が目指す具体的な子どもたちの将来像は、
自分の可能性を信じ、国を越えて差異を認め合い、友達と仲良くし、意欲的に学習する姿です。
教育理念があるということは、教育によって育ってほしい子どもたちの将来像があるということです。
教育理念という土台がしっかりしていなければ、どんなに優れた教育方法であっても、よりよい効果が得られないと考えます。
例えば、どんなに質の良い材料で家を建てたとしても、その土台が弱ければ、崩れやすいものになってしまいます。
つまり、確かな教育理念を持つことで、よりよく子どもたちを育てていけると考えています。
本校の名前は、子どもたちの将来像に関係する名前にしようと考え、「コスモスの丘補習校」としました。
古代ギリシャ時代、コスモポリタンと呼ばれた人々がいました。
国籍・民族などにとらわれず、世界的視野と行動力とをもっている人々だったそうです。
私たちが目指す理想的な姿だと思いました。そして、彼らが集まっていた場所がアクロポリスの丘でした。
本校で学ぶ子どもたちが一人ももれなく国を越え、差異を認め合い、互いに仲良く学習する「コスモポリタンの丘補習校」。
でもよかったのですが、もう少し柔らかいイメージにするため、名前が似ているコスモスの花を取り入れ、
「コスモスの丘補習校」としました。
コスモスの花言葉も素敵でした。
「harmony(調和)」「peace(平和)」「modesty(謙虚)」「the joys that love and life can bring(愛や人生がもたらす喜び)」「beautiful(美しい)」
子どもたちのの健やかな成長のため、日本語の知識はもちろんのこと、人生において大切なことを一緒に育んでいきたいとの願いも込めています。
私はヨーロッパで働いているうちに、多くの子どもたちが、現地校ではうまくいっている、自信をもって学習に取り組んでいるにも関わらず、日本語は難しいと感じていることを知りました。日本語の学習に対して、自信がないのです。
自信がなければ、
という負のスパイラルに陥ることになります。
自信があれば、
というよきサイクルになります。また、自信があれば、積極的に友達とコミュニケーションをとり、差異を認め、学ぶこともできます。他の国についても学ぶ意欲がわいてくるのです。
子どもたちは期待をされると、すべての力が伸びます。周りがあっと驚く成長を遂げます。
また、それが講師だけでなく、保護者の皆様が子どもたちに期待し、しっかりと褒めながら勉強を見てあげると、さらによき成長に結びついていきます。やはり、お母さん、お父さんの存在・役割は大きいです。保護者の皆様がしっかりとサポートしてくださることで、教育効果があるといっても過言ではありません。
本校では、子どもたちの可能性を信じる教師と保護者皆様と共に、子どもたちに「自信をつける」教育をしながら、日本語の学習を着実に進めていきます。
ぜひ一緒に「自信をつける」教育をベースにして、日本語教育をしていきませんか。