日本語学習のモチベーションをあげるには?ハーフキッズ向け

長い休みが終了し、いよいよ新学期が始まる時。

現地校のお勉強も、長い休みというブランクのあとにモチベーションを取り戻すのはかなり大変。ハーフキッズたちも、日本語の学習が以前のリズム感に戻れないなんてこともあるのではないでしょうか。

日本語の学習は、持続力が大きな力になります。

ママさんパパさんも、いろいろな方法を使って、ハーフキッズたちのやる気を応援してあげてください。

今日は日本語学習の環境を整えるための、ちょっとしたコツをご紹介します。

 

アニメも漫画も日本語学習の大きなモチベーション!

a family sitting in front of a huge flat screen television in the living-room in the evening watching a movie spending leisure time together

ママさんパパさん世代にとって、アニメや漫画は勉強を妨げるものというイメージがあるかもしれません。

でも今や日本のアニメや漫画は、世界に誇るサブカルチャーです。

ハーフキッズたちの日本語学習のためにも、アニメや漫画は大きな力となってくれるのです。

その理由を説明します。

 

①サブスク活用で語彙力が向上!

アニメはテレビで見ると現地語に吹き替えされていますが、サブスクならば言語や字幕も選べます。

ぜひ、ハーフキッズとともに日本語でアニメを見てみましょう。

ママさんパパさんが幼いころ見たアニメをキッズたちと一緒に見ても、なかなか楽しいものです。

現地人のパパさんママさんは、現地語の字幕で鑑賞してみるのもおすすめです。

こうすることで、耳から入る日本語の意味が、現地語のビジュアルとなるためです。

日本のアニメはストーリーが複雑で、難しい言葉もたくさん使われています。

あえて少し長めのストーリーにトライすると、子どもたちの興味ややる気が持続します。

結果、語彙力も向上するという一石二鳥になるのです。

②現地校のお友だちとも共通の話題が!

日本のアニメは、世界中で放映されています。

子どもたちのあいだで話題になる日本のアニメがとても多いのです。

ハーフキッズたちにとって、メイド・イン・ジャパンのアニメをお友だちと語り合えるのは楽しいだけではなく、誇らしく嬉しい感情をかきたててくれます。

 

敬遠しがちな日本語の勉強も、そんなポジティブな感情が後押しをしてくれるはず。

③推し活は大きな力になる!

アニメを見ていれば、当然ハーフキッズたちも「推し」を発見します。

近年は大人たちの間でも話題になっている推し活、気持ちを前向きにしてくれる大きな力があります。

これはハーフキッズも同じ。

ぜひキッズたちの推し活を応援してあげましょう。

ハーフキッズたちがその魅力を日本語で語りだしたらしめたもの。

ハーフキッズたちに共感したり、あるいは質問したりして、ママさんパパさんとの日本語コミュニケーションが広がります。

④アニメから漫画へ!「読む」ことへつながる

パパさんママさんの理想は、ハーフキッズたちが古典的な文学作品などを読んでくれることです。

しかし馴染みのない文学作品を強要すると、ハーフキッズたちが日本語を毛嫌いする原因にもなりかねません。

 

アニメにすっかりはまったハーフキッズたちは、成長すると漫画を読みたいと望むようになります。

もちろん、今は現地語でたくさんの日本の漫画が紹介されています。

そこであえて、日本語の漫画を与えてみるのです。

ハーフキッズは思いのほかすんなりと、日本語の漫画を受け入れて楽しんでいくことが多いようです。

日本語を視覚から学ぶのは、漫画はひとつの手段。

パパさんママさんの理想とはちょっと違うかもしれませんが、モチベーションが下がり気味のハーフキッズにはかなり有効です。

 

日本滞在の思い出を現地でも

Crowd watching fireworks and celebrating at night

ママさんパパさんにとって、日本への里帰りは大切なイベントです。

ハーフキッズたちにとっても、いつもとは異なる環境で過ごす日本滞在は、楽しくて刺激的な経験にちがいありません。

美味しい食事や日本ならではの行事など、心躍る日本滞在の思い出。

現地に戻っても、この楽しかった思い出を、日本語学習のモチベーションにしてみましょう。

 

①日本食を食卓に並べる

海外にいても、日本食材が手に入りやすい国が多くなりました。

普段から日本食を食べる習慣があるハーフキッズの家庭も多いことでしょう。

 

でも日本滞在の楽しい思い出が新鮮なときには、いつもより張り切って日本食を食卓に並べてみてはどうでしょうか。

「日本とは味がちがうね」「食感がちがうね」なんて話題も、日本語での会話が盛り上がる糸口になるかもしれません。

②日本で撮った動画を見る

楽しい日本滞在中、写真や動画もたくさん撮ったと思います。

ハーフキッズたちが日本語で楽しんでいる動画を、スマホで眠らせたままにしておくのはもったいない!

楽しかった思い出は動画で見直してみるのも、モチベーションをあげるひとつの手段です。

ハーフキッズたちが客観的な目で、日本で楽しむ自分の様子を目に焼き付ける。

「自分はこんなに日本語が話せるんだ!」という自信につながります。

ちょっとやる気が落ちてしまってるキッズには、有効です。

③日本の祖父母や親せき、友人とビデオ通話をする

里帰りから移住国に戻ると、時間が経つごとにハーフキッズたちの日本への思いも薄れていきます。

そんな状況を打開するのは、日本にいる親しい人たちとの定期的なビデオ通話です。

 

日本との時差が気になりますが、それもまたハーフキッズにとっては社会勉強のひとつ。

大好きなおじいちゃんやおばあちゃん、親戚のおじさんおばさん、いとこたち、そしてお友だち。

折に触れて日本にいる人たちと語り合う時間を持てば、ハーフキッズたちの日本語力も自然に向上していきます。

可能ならば定期的に電話をしあう風習を作ってみましょう。

パパさんやママさんならば現地語が混じっても頓着しないハーフキッズたちも、おじいちゃんおばあちゃんとは日本語だけでコミュニケーションを取ろうと努めます。

日常生活に日本語を取り入れる形としては、理想的な形ですね。

 

日本人としてのアイデンティティを持つために必要な外的要因を意識しましょう

日本は長い歴史や美しい伝統を持つ国です。

またゲームや電子機器などのテクノロジーにおいても、世界に誇ることができる企業をたくさん有しています。

 

ハーフキッズたちは成長の過程で、居住国の周りの人たちが「日本は素晴らしいね」というセリフを耳にすることが多くなるでしょう。

近年話題の和食やゲーム、漫画やアニメに憧れて、日本に行きたいと望むお友だちも多いはず。

そうした環境が、ハーフキッズたちに日本人の血を引くことのアイデンティティを育ててくれます。

 

教科書を使って学ぶ日本語は苦手でも、周囲の「日本好き」さんたちから刺激を受ければ、ハーフキッズたちの日本語の勉強は自発的なものに変わっていくかもしれません。

ハーフキッズの「日本語を学びたい」という意欲は、パパさんママさんの教育だけではなく、こうした外的要因に拠るところも少なくないのです。

 

日本好きなお友だちとの関係にも心を配って、ハーフキッズたちのやる気を引き出してあげてみてください。

ハーフキッズたちの日本語の習得、オンライン補習校を機軸に!

ハーフキッズたちの日本語のお勉強、パパさんママさんの焦りは禁物です。

長い目で見て、やる気があるときないとき、ハーフキッズたちの成長を大事に見守る必要があります。

モチベーションが下がってしまったら、動画や日本滞在の思い出を活用して、ハーフキッズたちが楽しめる環境を整えてあげましょう。

 

コスモスの丘補習校onlineは、それぞれのハーフキッズたちの気質や状況を見ながら、日本語の学習を進めていく学校です。

さまざまな経験を持つ教師陣が、ハーフキッズの現状に臨機応変に対応。

学習意欲を引き出していきます。

 

ハーフキッズたちの日本語学習の機軸となるべく、パパさんママさんの期待に応え続けています。

悩んでしまっているパパさんママさん、ぜひ当校にご相談ください。

 

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